福井県鯖江市三六町 1-2-31

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部門のご案内

病歴管理部

病歴管理室のご紹介

病院で働いている人といえば医師、看護師、技師さんといった白衣を着た人や、窓口や電話対応の事務員さんなどを思い浮かべるかと思いますが、他にもいろいろな職種の人たちがいます。今回は、普段はあまり患者さんの目にはふれない「病歴管理室」を紹介いたします。
病歴管理室は、病院長を部門長とした事務職4名の小さな部署で1階正面受付にある医事課の奥で働いております。私たちの主な仕事は「カルテ」に関するものです。
病院を受診すると、問診や診察、検査、処方などの内容はすべてカルテに記録され、これらは5年間の保管年限が法律で定められています。カルテというのは医師が書く「診療録」といわれる記録だけではなく、看護記録、検査記録、手術記録、同意書など診療の過程で記録されたすべての情報がカルテとして取り扱われます。初診の時などに書いていただく問診票もカルテの一部になります。
このようにカルテはいろんな種類の記録が集約しているため、構造が複雑で、円滑に診療を行うためには、書き方や保存場所に一定の決まりを作って記載する必要があります。
病歴管理室では「診療情報管理士」という資格を持った職員が、「カルテが規則正しく記載されているか」や「必要な書類がすべて揃っているか」等を点検することや、紙の書類をスキャンして電子カルテに割り付けることなど、カルテ管理・保管に関する仕事をしています。
また、カルテの情報は、個人情報保護法等に基づいたデータ収集や学会の研究目的など二次的な情報として活用することもあり、その際のデータ作成に関わる仕事もしています。最近ではカルテ開示も一般的になっており、患者さんにもわかりやすいよう書き方や内容を検討することも、大事な仕事です。
このようにカルテは患者さんに関する病院で起こった出来事全てが記録されたもので、大切な人生の記録でもあります。正確な記録を残すことが、皆様の健康づくりに役立つものと考えて日々仕事に当たっています。
以上、病歴管理室と仕事についてご紹介させていただきました。よろしくおねがいいたします。

(2023.4)