令和4年度 公立丹南病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 325 107 97 135 165 199 296 569 575 271
患者数は、一入院で一般病棟にご入院された方の数です。地域包括ケア病棟にのみご入院された方の数は含んでおりません。退院患者さんの人数を10歳刻みの年齢階級別に集計しています。

令和4年度一般病棟の退院患者数は前年比で95.4%に減少しました。令和2年-4年度は新型コロナウイルス感染症の流行に対応して一般病床を削減して対応したため入院が増加せず、令和4年度は昨年度と比較すると、入院患者総数は100人ほど減少しました。一方で外来患者数、手術件数が再び増加してきています。
年齢別では例年通り80歳代、70歳代、10歳未満の年代が上位であり、高齢者層と小児に二つのピークがあります。昨年度と比較すると70歳代と80歳代以外は減少していました。年間の救急車受け入れ件数はコロナ禍で令和2年度と令和3年度は1200件ほどに減少していましたが、昨年度は1600件超えに増加しました。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 70 2.27 2.64 0.00% 65.40
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外 36 17.81 17.54 0.00% 83.36
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 28 19.82 21.11 14.29% 82.46
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 27 16.81 13.61 3.70% 81.19
100380xxxxxxxx 体液量減少症 25 17.28 11.15 16.00% 75.56
患者数は、一入院で一般病棟にご入院された方の数です。地域包括ケア病棟にのみご入院された方の数は含んでおりません。
平均在院日数(自院)は、一般病棟→地域包括ケア病棟へ転棟した場合、全在院期間を集計することとなっております。一方、平均在院日数(全国)は一般病棟のみの在院日数を集計されたものとなっております。

内視鏡的大腸ポリープ治療後が最多です。続いて心不全、誤嚥性肺炎、尿路感染症、脱水症などの急性疾患による入院が上位を占めています。誤嚥性肺炎や脱水症の患者さんの転院率が高くなっており、急性期を過ぎてからの継続療養を後方連携医療機関にお願いしています。
消化器、循環器、呼吸器、神経系等の各専門医により、専門性が必要とされる特殊な疾患に個別対応しています。また、丹南地域の二次医療機関として各医療機関や福祉施設から急変した患者さん等を受け入れております。また、感染症指定医療機関であり、新型コロナウイルス感染症の患者さんの受入れも行っています。感染症対策にはインフェクション・コントロール・チーム(ICT)や院内感染防止委員会が活動し、情報共有を図りながら日常診療にフィードバックしています。
糖尿病の方々には多職種で構成された糖尿病ケアチーム会が協働して治療や指導に取り組んでいます。また認知症を有する高齢者の方々にも専門性を有するチームが支援を行っています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 50 2.04 2.64 0.00% 68.02
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 29 7.93 6.93 0.00% 60.21
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 21 18.05 15.40 4.76% 75.00
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 21 4.90 5.32 0.00% 32.52
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 14 10.00 9.00 0.00% 74.21
患者数は、一入院で一般病棟にご入院された方の数です。地域包括ケア病棟にのみご入院された方の数は含んでおりません。
平均在院日数(自院)は、一般病棟→地域包括ケア病棟へ転棟した場合、全在院期間を集計することとなっております。一方、平均在院日数(全国)は一般病棟のみの在院日数を集計されたものとなっております。
大腸ポリープ内視鏡治療後、胆嚢疾患、大腸がん、虫垂炎など消化器疾患の患者数が上位です。転院率は低く、自宅や施設に戻る方がほとんどです。令和4年度は専門医3名と専攻医1名の体制で診療していました。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 110 41.05 26.42 13.64% 81.78
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 30 28.23 22.44 3.33% 74.33
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 18 22.00 18.34 0.00% 56.22
160980xx99x0xx 骨盤損傷 手術なし 手術・処置等2なし 11 40.18 19.98 9.09% 80.36
160740xx01xx0x 肘関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 定義副傷病なし 10 6.40 5.61 0.00% 26.70
患者数は、一入院で一般病棟にご入院された方の数です。地域包括ケア病棟にのみご入院された方の数は含んでおりません。
平均在院日数(自院)は、一般病棟→地域包括ケア病棟へ転棟した場合、全在院期間を集計することとなっております。一方、平均在院日数(全国)は一般病棟のみの在院日数を集計されたものとなっております。
令和4年度も昨年と同様に常勤医3名と非常勤医師1名の体制で診療しています。例年通りに高齢者の骨粗鬆症を背景にした各種の骨折(股関節・大腿骨近位部の骨折など)や人工関節置換手術が多くなっています。術後経過良好な方は早期退院を、また入院前から介護支援を受けていた方には機能回復を目指しつつ適切な時期での転院調整を行っています。当科では早期離床とリハビリ開始に取り組み、急性期から回復期、慢性期まで、あらゆる疾患に対して最新の治療、また患者さんの病態に則した治療を行っています。生活指導を含めた疾病予防まで丁寧に説明しております。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 49 3.80 5.70 0.00% 3.84
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 29 3.90 6.05 0.00% 3.72
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし 26 3.77 5.56 0.00% 3.88
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 23 3.74 5.89 0.00% 1.00
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 22 6.64 6.13 9.09% 0.00
消化管や呼吸器系の急性感染症と喘息が上位を占めていますが、入院総数は昨年より減少していました。コロナ禍以前には戻っていません。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 25 4.60 4.79 0.00% 69.00
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 23 4.30 5.69 0.00% 35.48
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 14 7.36 7.73 0.00% 21.71
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 13 7.15 6.23 0.00% 57.62
030240xx01xx0x 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 扁桃周囲膿瘍切開術等 定義副傷病なし 10 5.60 8.15 0.00% 34.70
患者数は、一入院で一般病棟にご入院された方の数です。地域包括ケア病棟にのみご入院された方の数は含んでおりません。
平均在院日数(自院)は、一般病棟→地域包括ケア病棟へ転棟した場合、全在院期間を集計することとなっております。一方、平均在院日数(全国)は一般病棟のみの在院日数を集計されたものとなっております。
入院では前庭機能障害(メニエール病・めまい症)が最も多く、次いで扁桃腺疾患、慢性副鼻腔炎などが上位を占めています。嚥下障害を有する入院患者さんに対し、言語聴覚療法士、看護師、理学療法士で編成した摂食嚥下チームがリハビリや摂食嚥下の指導を行っています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 34 4.79 5.29 0.00% 58.12
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 28 2.32 2.45 0.00% 76.32
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 24 7.96 6.85 0.00% 78.00
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 12 12.67 7.82 0.00% 73.25
11022xxx01xxxx 男性生殖器疾患 精索捻転手術等 11 2.73 3.73 0.00% 28.73
患者数は、一入院で一般病棟にご入院された方の数です。地域包括ケア病棟にのみご入院された方の数は含んでおりません。
平均在院日数(自院)は、一般病棟→地域包括ケア病棟へ転棟した場合、全在院期間を集計することとなっております。一方、平均在院日数(全国)は一般病棟のみの在院日数を集計されたものとなっております。
令和4年より常勤医1名体制となり、外来や手術には大学からの支援を受けながら対応しています。入院数は昨年度より減少しました。尿路結石、前立腺がんや膀胱腫瘍、前立腺肥大症の入院が上位を占めています。福井大学医学部附属病院の関連教育施設の指定を受け、専門医の教育に協力しています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 14 9.43 9.38 0.00% 33.50
120170x099xxxx 早産、切迫早産(妊娠週数34週以上) 手術なし 12 2.08 7.23 0.00% 31.50
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし 10 2.80 3.02 0.00% 42.40
令和4年4月~令和5年3月までに年間122件の分娩・出産(うち帝王切開は25件)を取り扱い、微増しています。陣痛・分娩・回復を一連に対応できるLDR室が2室あり、安全かつ快適な分娩支援システムを導入しています。令和元年から鏡視下手術を導入し、令和3年から骨盤臓器脱に対する膣式手術を積極的に行っています。令和3年4月から常勤医3名体制に、令和5年1月より常勤医4名体制に増加しました。
福井県が掲げている「気がかりな妊婦・親子を支援するための連携システム」について、気がかりな妊婦に関して、院内で多職種(産科医師、小児科医師、病棟助産師、産科外来助産師、小児科看護師、栄養士、MSW)で定期的にカンファレンスを行い情報共有を行って、産後に切れ目なく市町へつなげるようにしています。新型コロナウイルス感染妊婦の受入も行っています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 16 13.56 10.14 12.50% 79.63
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 11 17.09 8.54 27.27% 57.82
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 19.58
患者数は、一入院で一般病棟にご入院された方の数です。地域包括ケア病棟にのみご入院された方の数は含んでおりません。患者数が10件未満の場合、”-(ハイフン)”で表記されております。
平均在院日数(自院)は、一般病棟→地域包括ケア病棟へ転棟した場合、全在院期間を集計することとなっております。一方、平均在院日数(全国)は一般病棟のみの在院日数を集計されたものとなっております。
頭部外傷、脳血管障害(脳卒中)、脳腫瘍などの患者さんに対して常勤の専門医2名が対応し、特に救急医療と脳腫瘍医療に力を入れています。脳血管障害や頭部外傷などの救急搬送患者の対応では、充実した救急部スタッフと設備のもと迅速に治療を開始しています。在宅復帰に向けた入院早期からの退院調整や、後遺障害が残った在宅復帰困難な患者さんの転院調整については多職種で行っています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 12 14.42 13.50 0.00% 65.25
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 9.25
080180xx970xxx 母斑、母斑症 手術あり 手術・処置等1なし 3.76
患者数が10件未満の場合、”-(ハイフン)”で表記されております。
令和3年11月より常勤医1名体制となり、形成外科も兼務しています。外来診療には大学から応援医師が週3日(4月~8月)、ないし週2日(9月~3月)が出務しています。褥瘡を有する入院患者のチーム回診も再開しています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 11 13 1 8
大腸癌 11 15 11 10 2 9
乳癌 1 8
肺癌 1 8
肝癌 2 6
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
患者数が10件未満の場合、”-(ハイフン)”で表記されております。
厚労省の規約上、10名以上の場合のみ集計値を公表することとされておりますが、実際の合計件数(延患者数)は、胃癌:32名、大腸癌:58名、乳癌:2名、肺癌:6名、肝癌:5名 の症例数がありました。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症
中等症 26 17.12 78.23
重症 10 13.70 83.90
超重症
不明
患者数が10件未満の場合、”-(ハイフン)”で表記されております。
中等症~重症の肺炎患者数が昨年の49名から36名に減少しました。重症度別には軽症や超重症は10件未満となっており、中等症が最も多くなっています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
- 87 24.48 76.90 36.78
脳梗塞の発症日から「3日以内」と「その他」に分けた際、両方または片方が10件未満で、「3日以内」と「その他」を合計して10件以上になる場合、分けずに合計した数値を記載する、となっているため合計数を計上しております。
脳梗塞患者数が令和3年度の67名から今年度87名に増加しています。脳梗塞患者さんの平均在院日数は比較的長く、昨年度と比較して2日延長しました。転院率も36%超と高く、後方医療連携により治療継続が必要になっています。当院は地域包括ケア病棟を有しているため、他病院からの転院受け入れ等、急性期を脱した脳梗塞の患者さんに対して自宅等で自立した生活が送れるようにリハビリテーション支援を行っております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 65 2.63 39.42 15.38% 81.22
K0811 人工骨頭挿入術 56 4.13 33.38 10.71% 80.57
K0821 人工関節置換術 34 1.03 25.94 2.94% 74.59
K0462 骨折観血的手術 20 2.30 23.20 0.00% 55.20
K0463 骨折観血的手術 14 1.21 12.43 0.00% 54.64
患者数は、一入院で一般病棟にご入院された方の数です。地域包括ケア病棟にのみご入院された方の数は含んでおりません。

K0461 骨折観血的手術 大腿:58件、上腕:7件
K0811 人工骨頭挿入術 股:56件
K0821 人工関節置換術 膝:32件、股:2件
K0462 骨折観血的手術 下腿:14件、前腕:6件
K0463 骨折観血的手術 鎖骨:5件、膝蓋骨:4件、指:3件、足:2件

大腿骨骨折手術や人工骨頭挿入術の患者さんは高齢の方が多く、転院率が高くなっています。退院までの平均術後日数は短縮してきています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 48 0.27 1.31 0.00% 67.33
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 37 2.19 6.73 0.00% 63.08
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 22 2.36 14.68 4.55% 75.27
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 21 0.14 3.76 0.00% 32.52
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 13 0.23 9.08 23.08% 83.08
患者数は、一入院で一般病棟にご入院された方の数です。地域包括ケア病棟にのみご入院された方の数は含んでおりません。
内科と同様に内視鏡的大腸ポリープ切除術が最多で、腹腔鏡下の胆嚢摘出、大腸がん、虫垂炎手術が次いで上位を占めます。
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 64 0.45 1.28 0.00% 65.22
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm以上 13 0.00 2.62 0.00% 70.15
K654 内視鏡的消化管止血術 10 0.60 14.00 10.00% 71.70
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 10 0.10 9.60 0.00% 75.40
K688 内視鏡的胆道ステント留置術
患者数は、一入院で一般病棟にご入院された方の数です。地域包括ケア病棟にのみご入院された方の数は含んでおりません。患者数が10件未満の場合、”-(ハイフン)”で表記されております。
大腸や胃の消化管内視鏡治療が上位を占めています。
内視鏡的切除適応拡大病変や深達度のより深い消化管がんに対しては、早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術を行っています。難易度が高い場合には高次医療機関に紹介したり、腹腔鏡を用いた外科手術に紹介しています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 33 1.55 2.33 0.00% 58.82
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 24 1.38 5.58 0.00% 78.00
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術 ホルミウムレーザー又は倍周波数レーザーを用いるもの 12 2.92 8.75 0.00% 73.25
患者数は、一入院で一般病棟にご入院された方の数です。地域包括ケア病棟にのみご入院された方の数は含んでおりません。
レーザー治療による尿路結石除去が最多で、次いで膀胱悪性腫瘍手術、経尿道的前立腺切除が次いで多くなっています。患者数は昨年度より減少しています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃摘出術 15 0.73 6.07 0.00% 25.53
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅳ型(汎副鼻腔手術) 11 1.00 5.09 0.00% 55.36
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 10 0.40 4.20 0.00% 34.70
例年通り、口蓋扁桃摘出、内視鏡的副鼻腔手術、扁桃周囲膿瘍切開術が上位を占めています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術 選択帝王切開 18 0.67 8.33 0.00% 32.94
K8981 帝王切開術 緊急帝王切開 10 0.30 7.50 10.00% 32.20
K867 子宮頸部(腟部)切除術
患者数が10件未満の場合、”-(ハイフン)”で表記されております。
帝王切開総数は令和3年度の21件から令和4年度は28件に増加しています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 14 0.93 12.71 21.43% 77.71
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 椎弓形成
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの
患者数が10件未満の場合、”-(ハイフン)”で表記されております。
慢性硬膜下血腫手術が14名でした。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 10 0.00 3.90 0.00% 80.60
患者数は、一入院で一般病棟にご入院された方の数です。地域包括ケア病棟にのみご入院された方の数は含んでおりません。
患者数が10件未満の場合、”-(ハイフン)”で表記されております。
ほとんどの患者さんが地域包括ケア病棟に入院するため表示数が実際より少なくなっています。眼科手術総件数は令和3年度356件から令和4年度419件に増加しました。例年通り白内障再建術が最多です。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一
異なる
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一
異なる
患者数が10件未満の場合、”-(ハイフン)”で表記されております。
合併症は臨床経験上、一定の確率で発生します。起こりうる合併症については、事前に十分に説明した上で、手術や処置の施行に同意いただくよう努めています。
【DPC180040 傷病名:手術・処置等の合併症の該当疾患】
後出血、透析シャント狭窄、カテーテル関連尿路感染症、人工股関節脱臼、薬物性ショック、造影剤ショック

播種性血管内凝固症候群(DIC)や敗血症の診断・治療については、各診療科の特殊性、基礎疾患、重症度に応じて適切に診断して、迅速かつ適正な治療に努めています。また手術・処置等の合併症や偶発症に対する診断や治療に関しても、基礎疾患にも配慮してリスク・アセスメントを総合的に行い、対応するよう心がけています。インシデントやアクシデントについては報告義務を課し、事後検証を行って問題点や課題を見つけ、改善計画を立てていきます。
更新履歴
2023/9/21
機能評価係数(Ⅱ)の保険診療指数における「病院情報」を公開しました